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草津温泉について


草津温泉とは、群馬県吾妻郡草津町(旧国上野国)にある温泉のことである。
正確には温泉のあるところが町になったというべきであろう。林羅山の日本三名泉に数えられる。
江戸時代の温泉番付では東大関(当時の最高位)にランクされ、名実ともに日本を代表する名泉の一つである。

草津温泉の北西部には、草津白根山(白根山(2,160m、湯釜)・本白根山(2,171m)・逢の峰(2,110m))が聳えている(上信越高原国立公園)。


草津温泉へのアクセス


草津温泉へ鉄道利用を利用する
JR東日本吾妻線の長野原草津口駅からバスで30分、終点草津温泉(JRバス草津温泉駅)下車。

草津温泉へ高速バスを利用する
JRバス関東の上州名湯めぐり号が新宿駅と、スパライナー草津号が名古屋駅と結んでいる。

草津温泉へ自家用車を利用する
(関越道) 渋川伊香保IC〜国道353号・145号〜 長野原〜国道292号〜草津
(上信越道) 上田菅平IC〜国道144号〜
碓氷軽井沢IC〜 国道18号〜中軽井沢〜国道146号〜
(中央道) 須玉IC〜国道141号〜 佐久〜
(長野道) 岡谷IC〜国道142号〜

草津温泉の泉質


草津温泉の基本的な源泉は、酸性泉(酸性低張性高温泉)。場所(源泉)によっては硫黄泉なども見受けられる。
酸性が強くPHは2前後である。この強酸性のために下流の品木ダムには酸性中和施設がある。

草津温泉の効能は、皮膚病、神経痛、糖尿病ほか多種多様(効能は戯れ歌になるほど多岐にわたる)

草津温泉の源泉は、公的に管理している大源泉が6つ存在するほか、ホテル等が所有している小源泉も多数存在する。

草津温泉の湯量は自噴するほど極めて豊富であり、湯温も50〜90度前後と高い。

草津温泉は現在、ラジエターなどを使い高い湯温を下げているが、昔は草津節という唄を唄いながら木の板で湯船をかき回し、気化熱の原理で湯温を下げるのが特徴的な「湯もみ」が行われていた(現在も、観光客向けに実演する施設がある)。

草津温泉の主な源泉
西の河原(さいのかわら)
地蔵(じぞう)
白旗(しらはた)
煮川(にかわ)
万代(ばんだい)
湯畑(ゆばたけ) - 温泉街の中心部に湯畑源泉があり、周囲がロータリー状に整備されている。湯が滝のように湧き出る姿は、他の温泉地ではなかなか見ることが出来ない贅沢な光景である。夜間は、ライトアップして湯畑を演出する期間(催し)があり、観光客の目を楽しませている。

草津温泉の温泉街


草津温泉の中央に湯畑を中心とした古い風情の温泉街があり、それを取り巻くようにリゾート・ホテルやペンション、大滝の湯や西ノ河原公園やテルメテルメやベルツ温泉センターなどのスパ・温泉関連施設、草津音楽の森国際コンサートホールや草津国際スキー場や熱帯圏などの諸施設が位置している。

草津温泉の近くには草津国際スキー場が開設されており、冬場でも多くの客が訪れる。

草津温泉の町外れには、湯治に来て亡くなった無縁仏が多数ある。明治年間の墓石もあり、効能が広く世間に伝えられていたことが伺い知れる。

草津温泉の温泉を用いた医療施設として、群馬大学医学部附属病院草津分院がある。高血圧、喘息、リウマチなどの治療に草津温泉を使用している。


草津温泉の共同浴場


草津温泉の町中に共同浴場が多く存在しており、さまざまな湯が楽しめる。いずれも無料である。ただ今日、日本社会の様々な場面で見られているものと同じ問題で、マナーの問題が取り上げられることが多い。共同浴場名と利用源泉は以下のとおりである。


草津温泉の歴史


草津温泉は日本武尊や行基、源頼朝が開湯した伝説を持つほど、古くから知られた湯治場である。草津の由来は「くさうず(臭水)」が訛ったものであるとされる。

18世紀初頭、「かこい湯」・「幕湯」という内湯が設けられる。

江戸時代、草津温泉は現在と比べて交通は不便にもかかわらず、湯治客は年間1万人を超える数を記録している。幕末には、「草津千軒江戸構え」といわれたほどである。また、その強烈な泉質のため、草津温泉での湯治後に肌の手入れのために入る、「草津の上がり湯」なる温泉地が周辺に複数できた。

明治時代、お雇い外国人として来日したドイツ人医師ベルツ博士によって、草津温泉のその良さを再発見される。

大正期には軽井沢から草軽電気鉄道という軽便鉄道が草津まで開通し、更に後には高崎・渋川などからバスも乗り入れるようになった。長野原線→吾妻線が長野原駅→長野原草津口駅まで開業したのは1946年(昭和21年)である。

2004年(平成16年)、ある温泉に草津温泉の入浴剤が用いられたことが発覚したことから、その効能が再び注目されている。但し、これをきっかけとした温泉偽装問題の中、入湯税の徴収額と納入額に差が有ると報じられた。

2003年(平成15年)から、「ONSEN」を世界で通用する言葉にしようという運動を行っており、草津温泉もその運動に参加している。2005年(平成17年)には、それに関連したシンポジウムを開催した。

ビタミンF

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人気ランキング : 25664位
定価 : ¥ 540
販売元 : 新潮社
発売日 : 2003-06

価格 商品名 納期
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十分に「ビタミン」となる作品

第124回 直木賞受賞作

30代後半から40代なかばまでの父親と、「家族」との関係を書いた七編の短編集。
このテーマは作者の作品の多くにみられるものだが、読者によって感想が異なる作品であると思う。やはり、主人公と同年代の読者にとっては、十分に「ビタミン」となる作品だと思う。ここまでストレートに「家族」というテーマに切り込んでくる作家はそうそういないと思う。

65点の1日



重松清の書く物語は「65点の1日」だ。
1日の合格点を50点だとするなら、
僕らのすごす毎日は、おそらく45点だったり56点だったりする。

でも、人の記憶の中に残るのは
“恋人にふられた10点”の日や
“子どもが生まれた95点”の日なんだろう。

中途半端な日のできごとは、忘れてしまう。

その、普通の人が忘れてしまう「65点の1日」を
重松さんは思い出させてくれるのだ。

息子が少し大人にみえた日、
愛想をつかしかけていた自分を少しだけ見直した瞬間、
ひさしぶりに家族写真をとったいきさつ、
65点のある1日だからこそ持っているリアリティーが、
色んな場面で、僕らの胸を気持ちよく締め付ける。


この重松さんの作品は、
何でもない日に近況報告を含めてムダ話でもしたくなる
兄弟のような小説だと思う。

『中年』の微妙な立場

第124回、直木賞受賞作

家族がテーマになっている短編集。
どの話も過剰に力むことなく、
それだけにちょっと切なさを感じる作品ばかり。

《収録作品》
ゲンコツ……………下り坂にさしかかって、子どもに追い越される頃のお父さんの話。
はずれくじ…………妻の入院で急に息子とふたりぼっちになったぎこちないお父さんの話。
パンドラ……………思春期の娘を持った処女コンプレックスなお父さんの話。
セッちゃん…………明るくて良い子だと思っていた娘が虐められて苦しむお父さんの話。
なぎさホテルにて…今までと何も変わっていないのに壊れそうになる夫婦の話。
かさぶたまぶた……『いいお父さん』であろうとするばかり、子どもに距離を置かれるお父さんの話。
母帰る………………熟年離婚した両親と、中年になり家族をもった息子の話。

理解する、とか、かくあるべし、っていう話ではなく、
こういうこともあるかな、っていう、優しい話です。

私は『なぎさホテルにて』が好きでした。
今までと変わっていないのに壊れそうになる両親を
敏感に感じ取る子ども達の様子や、
なにより『手紙』によるラストの開放感が好き。

むかついて記憶に残ったのが『パンドラ』。
『アホな男と遊びでえっちしちゃって、
 この先、人生まっくらじゃん』
って、かんじの台詞があるのです。
私が娘だったら、こんなオヤジと口きかない。
でも、こんなオヤジ実際いるんだろうなぁ…
そういうのに限って若い子とカネ払ってえっちするんだよね。

自立しつつある子を前にうろたえた男親たち。

 就職し、結婚し、子どもができ、家事や教育を妻に託し、仕事では若い部下を持ち、あるべきコミュニケーションの姿に頭を悩ます。
 そんな中、どこの家庭にも起こりそうなささいな出来事をきっかけに、半ばないがしろにしてきた家庭の方に目を向けてみると、いつの間にか子が思春期になり、幼い頃のように一筋縄ではいかなくなっていることに一気に気づかされる。
 あれこれ思い悩み、理屈ではどうにもならず、ドラマのように格好のいいセリフも吐くことができず、そのうち半分自棄になって自分を曝け出したら、思いのほか子に気持ちが伝わってちょっぴり自信を回復する、数々の中年男親の話が描かれています。
 「自分もそうだなぁ」と思う人には持って来いの一冊です。きっと自己満足を疑似体験することができるでしょう。
 「子育てには仕事の時よりも心を使ってきている」という人には、主人公達の考え方が「その程度でいいの?」と思わず呟くほど歯痒く感じて仕方ないかもしれません。
 どちらにしても、ただ結婚して子どもを育てるだけでは責任を果たしたとは簡単に言い切れない複雑な社会になってしまったからこそ、少子化はここまで進行したのかもしれません。

F、よく効くビタミンです。

『ゲンコツ』:勇気を持ってとった行動に対して、自分で「よくやった!」と褒めたくなることありますよね。
『はずれくじ』:父と息子。道路に伸びる影は、父親より息子の方が少し高かったというのも、父親の優しさを感じる。
『パンドラ』:パンドラの箱は開けませんでした。それぞれの今の(これからの)生活を大事にしようという人間の優しさと弱さを同時に描いている。
『セッちゃん』:セッちゃんという架空の人物を設定した加奈子ちゃん。そういう方法で、自分の居場所を見つけようとしていた。子どももそんな工夫をしているのだ。でもこのつらさは、そういう立場にならないとわからない話。周囲は、群れの中に入ってしまい、罪悪感を持たない。最後の流し雛のシーンは、少しホロッとくる。
『なぎさホテルにて』:未来ポストなんていいアイデアです。それを通して、昔、付き合っていた人との気もちの確認がなされる。そして現在夫婦となっている相手との状況が絡まり合った心理描写が面白い。
『かさぶたまぶた』:一生懸命頑張った努力が、周囲からは完璧に見られて距離をもたれてしまうというのは、悲しいことだと思う。自然にかっこ悪い自分の姿を話すことで距離は近づいた。最後に目をつぶったオチはほんのり笑える。
『母帰る』:「夫婦には、なにをしても、されても、迷惑いうもんはないんよ」にその極みを感じ取った人間の感覚を思わせられる。「家族っていのは、みんながそこから出ていきたい場所」というのは重いセリフだ。
『後記』:「F」の意味が、なるほど。なのです。うまいなあ。



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