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野沢温泉とは


野沢温泉とは長野県下高井郡野沢温泉村(旧国信濃国)にある温泉。
老舗旅館からペンションまでそろう8世紀初頭に発見された名湯。
冬は野沢温泉スキー場があり特に賑わう。13ヶ所の外湯めぐりが人気の温泉地。


野沢温泉へのアクセス

野沢温泉へ鉄道を利用

JR東日本飯山線戸狩野沢温泉駅よりバスで約20分。
JR東日本長野新幹線長野駅よりバスで約95分。

野沢温泉へ車を利用

上信越自動車道豊田飯山ICより車で約30分。


野沢温泉の泉質

野沢温泉の泉質は硫黄泉、42〜90℃。熊の手洗い湯の源泉が比較的低温だが野沢温泉の他の源泉は温度が高い。

野沢温泉の温泉街

野沢温泉は標高1650mの毛無山(死火山)の裾野に数多くの旅館や宿泊施設がある。
野沢温泉共同浴場大湯の周辺に大小の旅館やみやげ物屋が密集している。
野沢温泉街の道は狭く曲がりくねっており、また坂が多いのが特徴である。
斜面の上手(東側)には日本有数のスキー場である野沢温泉スキー場が広がっており、
その近辺にはスキー客用のペンションが多い。
旅館街より南側はやはりスキー客用の民宿街となっている。

野沢温泉の共同浴場

野沢温泉の特徴として、13軒ある共同浴場があげられる。
これは地元の湯仲間という組織によって維持管理運営されているが、
観光客にも開放されおり、無料または寸志で入浴できる。
外湯めぐりを特徴とする温泉は城崎温泉が有名だが、城崎の各浴場が豪華に改築されつつあるのに対し、
こちらはいかにも質素で地元の人との会話もある。
共同浴場大湯の前や麻釜の近くには足湯が存在する。また何軒かの旅館でも旅館の軒先に足湯を設けている。


野沢温泉の麻釜(おがま)


野沢温泉の麻釜(おがま)は、100℃近い温度のお湯が湧出している場所。
昔はこの高温湯を利用して麻をゆでて皮をはぎ繊維を取っていたが、
現在は野菜や卵を茹でたりするなど食べ物の用途に使われる場合がほとんどである。
野沢温泉の麻釜周辺は火傷など危険防止のため観光客は立ち入り禁止になっている。
また、秋になると麻釜や共同浴場で野沢菜の仕込みを行う光景が見られる。

野沢温泉の歴史


野沢温泉は奈良時代に行基によって発見されたとされる。
戦国時代には野沢温泉は犬養御湯として、名取御湯、信濃御湯とともに三御湯と呼ばれた。
但し犬養御湯ではなく三函御湯が入ることもある。

野沢温泉は江戸時代には飯山藩主の湯治場が設けられた時期もあった。

野沢菜


野沢菜は野沢温泉の名物、蕪菜の一種で長く伸びた茎と葉を茹でて食べる。
野沢温泉温泉街の北にある曹洞宗健命寺の住職が京都遊学の際に持ち帰ったカブが元祖と言われている。


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心のビタミン

私の心のビタミンになるには早すぎた短編集でした。
思春期の子をもつ父親、家族の微妙なバランスなど理解するには
早すぎような気がします。
読んでいてなかなか共感できない部分が多すぎて、なかなか入り込むことが出来ませんでした。
中年の方や思春期の子供を持つ方が読んだら、きっと心のビタミンになる1冊だと思います。
私自身もう少し年をとってからもう1度読んでみたい1冊になりました。

十分に「ビタミン」となる作品

第124回 直木賞受賞作

30代後半から40代なかばまでの父親と、「家族」との関係を書いた七編の短編集。
このテーマは作者の作品の多くにみられるものだが、読者によって感想が異なる作品であると思う。やはり、主人公と同年代の読者にとっては、十分に「ビタミン」となる作品だと思う。ここまでストレートに「家族」というテーマに切り込んでくる作家はそうそういないと思う。

65点の1日



重松清の書く物語は「65点の1日」だ。
1日の合格点を50点だとするなら、
僕らのすごす毎日は、おそらく45点だったり56点だったりする。

でも、人の記憶の中に残るのは
“恋人にふられた10点”の日や
“子どもが生まれた95点”の日なんだろう。

中途半端な日のできごとは、忘れてしまう。

その、普通の人が忘れてしまう「65点の1日」を
重松さんは思い出させてくれるのだ。

息子が少し大人にみえた日、
愛想をつかしかけていた自分を少しだけ見直した瞬間、
ひさしぶりに家族写真をとったいきさつ、
65点のある1日だからこそ持っているリアリティーが、
色んな場面で、僕らの胸を気持ちよく締め付ける。


この重松さんの作品は、
何でもない日に近況報告を含めてムダ話でもしたくなる
兄弟のような小説だと思う。

『中年』の微妙な立場

第124回、直木賞受賞作

家族がテーマになっている短編集。
どの話も過剰に力むことなく、
それだけにちょっと切なさを感じる作品ばかり。

《収録作品》
ゲンコツ……………下り坂にさしかかって、子どもに追い越される頃のお父さんの話。
はずれくじ…………妻の入院で急に息子とふたりぼっちになったぎこちないお父さんの話。
パンドラ……………思春期の娘を持った処女コンプレックスなお父さんの話。
セッちゃん…………明るくて良い子だと思っていた娘が虐められて苦しむお父さんの話。
なぎさホテルにて…今までと何も変わっていないのに壊れそうになる夫婦の話。
かさぶたまぶた……『いいお父さん』であろうとするばかり、子どもに距離を置かれるお父さんの話。
母帰る………………熟年離婚した両親と、中年になり家族をもった息子の話。

理解する、とか、かくあるべし、っていう話ではなく、
こういうこともあるかな、っていう、優しい話です。

私は『なぎさホテルにて』が好きでした。
今までと変わっていないのに壊れそうになる両親を
敏感に感じ取る子ども達の様子や、
なにより『手紙』によるラストの開放感が好き。

むかついて記憶に残ったのが『パンドラ』。
『アホな男と遊びでえっちしちゃって、
 この先、人生まっくらじゃん』
って、かんじの台詞があるのです。
私が娘だったら、こんなオヤジと口きかない。
でも、こんなオヤジ実際いるんだろうなぁ…
そういうのに限って若い子とカネ払ってえっちするんだよね。

自立しつつある子を前にうろたえた男親たち。

 就職し、結婚し、子どもができ、家事や教育を妻に託し、仕事では若い部下を持ち、あるべきコミュニケーションの姿に頭を悩ます。
 そんな中、どこの家庭にも起こりそうなささいな出来事をきっかけに、半ばないがしろにしてきた家庭の方に目を向けてみると、いつの間にか子が思春期になり、幼い頃のように一筋縄ではいかなくなっていることに一気に気づかされる。
 あれこれ思い悩み、理屈ではどうにもならず、ドラマのように格好のいいセリフも吐くことができず、そのうち半分自棄になって自分を曝け出したら、思いのほか子に気持ちが伝わってちょっぴり自信を回復する、数々の中年男親の話が描かれています。
 「自分もそうだなぁ」と思う人には持って来いの一冊です。きっと自己満足を疑似体験することができるでしょう。
 「子育てには仕事の時よりも心を使ってきている」という人には、主人公達の考え方が「その程度でいいの?」と思わず呟くほど歯痒く感じて仕方ないかもしれません。
 どちらにしても、ただ結婚して子どもを育てるだけでは責任を果たしたとは簡単に言い切れない複雑な社会になってしまったからこそ、少子化はここまで進行したのかもしれません。



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