ねずみの騎士デスペローの物語
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人気ランキング : 98386位
定価 : ¥ 1,470
販売元 : ポプラ社
発売日 : 2004-10 |
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翻訳で失われたもの |
原作を読んで、翻訳が出るのを楽しみにしていました。一読して、とても好感を持てる素直な翻訳だなあと思いました。
でも、それが反対にこのお話の雰囲気を原作から遠ざけているような気がしました。最初から最後まで明るく素直に語られることで、この物語の特徴である著者の読者への語りかけの部分も、読者を巻き込んでいくうねりのような効果より、教育的指導のように聞こえてきてしまいます。著者の言う“物語の力”とは、少し異なるところに翻訳は着地したようです。特に、原作よりもあるキャラクターが目立ちすぎて(とても印象的なキャラクターになりすぎて)、それによってお話全体のバランスが崩れていることも残念です。
しかし、お母さんが安心して子供に読み聞かせられる良書です。個人的には、原作にある大人をも巻き込むアク(闇)の部分が抜けてしまったことが非常に残念ではありますが…。
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ほんとにニューベリー賞? |
911テロ以降 ねずみとお姫さまの物語を書くのに意味はあるのだろうか?
という作者の言葉に惹かれて読んでみました
子供向けのよくある童話 それはそれでかまわないのです でも
自分が童話やファンタジーを読む時 一番大切だと感じる ワクワク、ドキドキ感がこの話には感じる事が出来ませんでした
作者の上から物を言うような視線も気になりました
これが本当にニューベリー賞なのでしょうか
読み方がまずかったのかな?
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童話よかくあるべし! |
ハツカネズミのデスペロー、ドブネズミのキアロスキューロ、美しいお姫様、お姫様になりたい下働きの娘、2匹と2人の運命の糸が、運命に手繰り寄せられてひとつにからみあう、なんとも皮肉な、なんとも劇的な物語。絶望と憎しみ、愛と希望、勇気にあふれた物語です。
でも、主人公の騎士さまは、ハツカネズミの中でも特別小さな、可愛いデスペロー。語りはやさしく、おもしろく、小さな子どもにも分かりやすい、まさにおとぎ話の王道をいく物語です。
主人公のデスペローがとっても可愛いんですよ。お母さんネズミの最後の赤ちゃんですが、体が小さくて、耳が不恰好に大きく、行動がちっともハツカネズミらしくならなくて、失望させてばかり。光り輝くステンドグラスの色や、音楽や、物語が大好きな小さなハツカネズミ。愛するお姫様のために、せいいっぱいの勇気を振り絞る姿が、すごく可愛らしかったです。