和田式要領勉強術数学は暗記だ!―受かる青チャートの使い方
 |
人気ランキング : 8025位
定価 : ¥ 1,040
販売元 : ブックマン社
発売日 : 2006-01 |
 |
現実的な高校数学勉強法 |
受験数学の問題を短時間で解けるようになるためには、まず、ある程度の数の解法パターンについての知識の習得が前提であるというまっとうな認識のもとに、その知識習得の具体的手順を細かく解説した本です。(なお、本書でも少し紹介されているように今時は解説が親切な講義調参考書がいっぱい出現しているので、使う本は別に青チャートにこだわる必要はありません。)
高校生には限られた時間しかないことも考えず解説が無いに等しい教科書傍用問題集を大量に宿題として課し「わかるまで自力で考えろ」と無責任なことを言う高校教師に苦しめられ、膨大な時間を浪費した挙句、自分には数学の「才能」や「センス」がないという自己暗示にかかってしまった人には、福音となるでしょう。
なお、言うまでもありませんが、本書は受験技術書であって、大学に入ってから数学を専攻する人を養成する本ではないので、誤解なきよう。そういう人には数3Cまでの教科書とポリア「いかにして問題を解くか」(丸善)あたりを読んでから、マセマの「キャンパス・ゼミ」などを使ってどんどん大学レベルの予習をすることを勧めます。(もちろん受験にはあまり役立たないので、完全に趣味としてやること。)
 |
「暗記数学」と呼ぶべきか疑問だが・・おすすめ |
「タイトルから想像する『暗記』」と「本書の『暗記』」はかなり異なる。和田氏は「『なぜ、こうすると解けるのか』『なぜ、こういう手順で解く必要があるのか』という理解をともなった暗記」と説明している。
一般人の想像する言葉の意味と和田氏の言葉の使い方が違いすぎている。誤解されても仕方ないかな・・と感じる。
今回の説明によると、「和田氏の暗記数学」は実は「暗記数学ではなかった」と言っても過言ではない気がした。
他の人と同じことを和田氏独特の言葉遣いで表現している。「理解する」という思考が必要不可欠であり、和田氏自身も本書では「理解することの重要性」をかなり強調している。(前著では、説明不足だったのか、気づいていなかったのかは不明である)
基本的には「真っ当な学習方法(の初期段階)」と言える。
「思考力」が「知識」をベースにしていることは当然であろう。これをして「暗記だ!」と言うのには無理があったのではないだろうか?本書でも「解法暗記の後には、試行力トレーニングが必要である」とも強調されている。これは暗記した解法を使えるように訓練することを指す。「暗記」は「始まり」でしかない。
比較対象の「自立型数学」の例が極端すぎてフェアではないことが、多少気になる。
「(個人の状態にかかわらず)時間をかけて考えるほどいい。考えれば考えるほど思考力がつく」という主張はいかにも雑である。このような主張は「いい加減な自立型数学」としか言えない。これに賛成する人は少ないであろう。
私見であるが、「和田氏の暗記数学」と「思考力重視数学」の重要な違いが、ひとつだけ「知識の運用段階」にある。
「暗記数学」では「解法は青チャートで十分」であり「新しい解法の発見は必要ない」「スマートな解法も必要ない」と切り捨てている。ひたすら「知っている解法」を適用する。
一方「思考力重視数学」では「解法の本質を見抜き適用範囲を広くする」ことと「新しい解法の発見もおおいに賛成」である点が「暗記数学」と大きく異なる。ちなみに、得た知識を使いこなす訓練が必要なことは共通している。
しかしながら、この違いは読む人の心がけでいかようにも変えられる。表面的には、行っていることに何らの違いも無いからである。
ともあれ、本書は「思考力養成の第一歩」「真っ当な学習方法の指南書」としておすすめできる。惜しむらくはそこでとどまらず、得た知識と経験を「思考力に昇華させる」方法にまで踏み込んで欲しかった。無理して矮小化しなくてもいいのに(笑)・・
 |
青チャートを知る |
青チャートの使い方をこと細かに伝授してくれる。なんといっても本書の良かった点は、青チャートの使い方が変わったということだ。
暗記数学の威力を知りたい人は是非使ってみるといい。
 |
高校数学学習の最短距離 |
大検を通って文系の大学に合格したものの、高校数学をしっかり勉強していませんでした。そのため、いつか高校の数学をちゃんと勉強したいと思っていました。本書はその学習計画を立てるのにうってつけの本でした。
この本の主旨は、青チャートの解法を理解して覚えて、効果的に復習しながら、解法を量の面からどんどん貯めていこうというものです。暗記というタイトルですが、結構オーソドックスな方法です。具体的には、一日90分を一コマとして、一週間で約20例題をこなします。補助として、解法暗記と復習法のフローチャートも用意されており、学習の助けになります。
また、数学が苦手な人のために「理解本」の活用法も紹介されています。本書ではマセマの「初めから始める」シリーズが基礎固めとして推薦されていますが、このシリーズは以前から目をつけて購入しており、学習を始めていたので、我が意を得たりでした。
この本の方法論に従えば、かなり効率的に高校数学の勉強ができると思います。受験で数学が必要な高校生に強くお勧めします。
 |
数学は暗記。 |
『青チャートを使って、数学の解法パターンを覚えよう』というのが、本書の中身です。数学が出来る人には退屈に感じるかもしれませんが、苦手な人は試してみる価値があると思います。
なぜなら、解法パターンを覚えてしまえば、ある程度の応用問題は解けるからです。どうしても数学が出来ないという人は、本書を買ってみてもいいと思います。